検問無視:乗用車が河川敷に転落、男性軽傷 大阪・池田(毎日新聞 2006年1月12日)

<記事内容>
11日午後8時20分ごろ、大阪府池田市豊島南1の府道で、同府豊中市千里園1、職業不詳の男性(44)運転の乗用車が、飲酒検問を振り切って逃走。府警池田署のパトカーが追跡したが、約1キロ先の左カーブで見失った。近くを探すと、道路脇約5メートル下の箕面川河川敷で転落した車が見つかり、男性が両足打撲の軽傷を負って近くに座っていた。男性は酒を飲んでいたが、道交法違反(酒気帯び運転)に問われる基準(呼気1リットル中のアルコール0.15ミリグラム)に達せず、同署は単独事故として処理するという。
調べでは、男性は「酒を飲んでいたから、逃げた」と話しているという。車はカーブを曲がってすぐに川に転落し、1回転したらしい。川には水が流れていなかった。


ひとこと。

自動車を所有し、任意保険をつけている人であれば持っている約款集。その約款の車両条項に次のような記載がある。

酒に酔った状態で被保険自動車を運転している場合、または麻薬、大麻、あへん、覚せい剤、シンナー等の影響により正常な運転ができないおそれがある状態で被保険自動車を運転している場合に生じた損害に対しては、保険金を支払いません。

これを読むと、酒を飲んで運転して事故に遭遇したら保険金は諦めなきゃいけないんだなあ、と思ってしまうのではないでしょうか?

でもよーく読見込むと、“~正常な運転ができないおそれがある状態で~”と書いてある。要するに、いくら酒を飲んでいても(飲酒運転で捕まったとしても)、正常な運転をしていて、たまたま事故に遭遇し車が破損したとしても車両保険金は支払われる、ということだ。

そうすると問題になってくるのが“正常な運転”の判断基準である。保険会社の担当者は、居酒屋を出て車に乗り、どのような経路で運転していましたか?などと、運転者に対しヒアリングをするのであろう。そこで、例えば20Kmという距離を右左折他交通ルールに従って正常に運転していたら保険会社も“有責”と判断するのでしょう。

私は“酒の強いやつはいくら飲んでも安心して運転しなさい”、と言いたいのではない。こんな曖昧な保険を世の中に出すな、と保険会社に言いたい。

では今回の事故、この運転手が車両保険に加入していたとしたら保険会社は有責と判断するのだろうか?ん~、結果が気になる。

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